より一層パワーアップした輸入博の注目点は?

人民網日本語版 2020年11月02日14:40

11月1日、第3回中国国際輸入博覧会の開幕まであと4日となった。これまでに公式に明かされたところでは、今回は規模がより大きく、出展企業の質も出展品のレベルもより高くなるという。そんなより「高く大きく」なった輸入博の注目点は何だろうか。

より広い面積、より幅広い「友情の輪」

中国国際輸入博覧局の孫成海副局長によると、「第3回輸入博は総展示面積の規模が前回より3万平方メートル近く拡大し、食品・農産品、自動車、技術装備、消費財、医療機器及び医薬保健、サービス貿易の6大展示エリアが設置された。これと同時に、今回は世界が注目するポイントと業界の発展トレンドに合わせて、公衆衛生・防疫、省エネ・環境保護、スマート移動・交通、スポーツ用品及び競技という4つの専門エリアが新設された」という。

「規模がより大きく」とは単に展示面積の拡大だけでなく、より「大物」の新たな友人たちが続々と「輸入博の友情の輪」に加わったことも指す。孫氏によると、「今回の輸入博には世界トップ500社と各業界のリーディングカンパニーの企業が50社近く初めて出展し、6つの展示エリアをすべてカバーし、その中にはミシュラン、アボット・ラボラトリーズ、ナイキなどの有名企業も含まれる」という。

今回初めて出展契約を結んだラグジュアリー製品企業のリシュモンは、500平方メートルあまりの純展示面積を獲得した。一方で、同じく初出展の日本のファストファッション大手ユニクロの親会社ファーストリテイリングも、1500平方メートルのブースを使用する契約を結んだ。

「最注目点」が「最人気エリア」を生み出す

新型コロナウイルス感染症の大流行を受けて、健康が世界的に注目されており、今回の輸入博では「医療機器・医薬保健エリア」が「最も人気の高いエリア」になると予想される。

公式の情報によると、今回の輸入博の計画展示面積は6万平方メートルだが、実際の展示面積はこれを大きく上回り、ブースの供給が需要に追いつかない状況だ。出展企業300社あまりのうち、70数社が世界トップ500社か各業界のリーディングカンパニーだ。トップ500社に並ぶ製薬会社の9割が出展する。

今回新設の「公衆衛生・防疫専門エリア」では、感染症対策製品の「全産業チェーン」がお目見えする。マスク、医療用防護服、消毒・殺菌製品など感染対策の最前線の展示品もあれば、検査キット、CT装置などの検査段階で使用される展示品もあり、さらにECMO(体外式膜型人工肺)、人工呼吸器、救急集中治療室(EICU)など治療に関わる展示もある。

「昔からの友人」も「初お目見え」もより多く

孫氏は、「今回の博覧会では、世界トップ500社及び各業界のリーディングカンパニーの出展意欲が非常に高く、出展企業数が歴代の規模を超え、『リピート率』は70%に達し、展示面積は前回より14%拡大した。米国のフォード・モーター、フランスのルイ・ドレフュス、米国のクアルコム、日本のパナソニック、スイスのエフ・ホフマン・ラ・ロシュなどは、いずれも3年連続の出展となる。また数十社が『ブースを事前予約』し、今後3回連続での出展契約を結んだ」と説明した。

「昔からの友人」が何年も続けて顔を出してくれるだけでなく、「初お目見え」も続々登場する。孫氏は、「第3回輸入博の会期中、新製品、新技術、新サービスなど数百件が『世界初お目見え、中国初出展』し、多くの業界の細分化された分野の『隠れたチャンピオン』も初お目見えの製品を出展する見込み」と述べた。

「超クール」な展示品と「見えざる」展示品

ダイヤモンドといえば、多くの人が真っ先に思い浮かべるのは燦然と光り輝くホワイトダイヤだが、今回の輸入博には「超クール」なブラックダイヤが初めて登場する。「世界5大ブラックダイヤ」の1つであるこのダイヤは、質量88カラット、カット面(ファセット)57面で、時価総額は3700万ドル(約38億7千万円)に上る。

「燕のように軽い」スーパーカーも今回登場する。世界初の100%炭素繊維で作られた「Apollo IE」で、総重量はたったの1250キログラム、最高時速は335キロメートル、時速100キロメートルまで加速するのにわずか2.7秒だという。

また数多くの「見えざる」展示品、「触れられない」展示品も「サービス貿易エリア」に登場する。AR(拡張現実)の技能トレーニング、自動品質関知、デジタル化サプライチェーンなど……こうした「見えない」展示品は中国企業と海外企業の飛躍をバックアップすることになる。

公式の発表によれば、今回の博覧会の「サービス貿易エリア」の展示面積は3万平方メートルに及び、出展企業は250社を超え、世界トップ500社と各業界のリーディングカンパニーが合わせて50社以上出展するという。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年11月2日

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