中国広核集団が10日に明らかにしたところによると、中国が独自の知的財産権を持つ第3世代原子炉「華竜1号」がこのほど、欧州ユーザーが求める適合性評価に合格し、欧州電力要求(EUR)の認証を獲得した。人民日報海外版が伝えた。
EURはフランス、チェコ、フィンランド、英国、ドイツ、スロベニア、ウクライナ、ハンガリー、スペイン、オランダ、ロシア、ベルギー、トルコなどの国の14社の大手電力企業で構成される。欧州原発市場の進出を予定している原発技術向けに、欧州の原発安全や経済・環境などの要求に合致する汎用ユーザー要求文書を策定する。そして専門家を組織し、欧州市場に進出する可能性のある原発技術に対して、EURとの整合性に関する審査・認証を行い、欧州原発事業者のために全体的な技術検査を行う。EURには原発の安全で効率的な運営を保証する各方面の5000以上の要求がカバーされ、中には安全、性能、システム・設備、設置、計器制御、運営・メンテナンス、環境保護、廃炉などが含まれる。
EUR認証の獲得は、華竜1号が設計上、欧州最新の原発監督管理要求に一致し、その技術の先進性と成熟度が十分に認められ、欧州電力市場へのさらなる参入に向け重要な条件を整えたことを意味する。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年11月11日
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