山東省にある海陽原発が地元の居住エリア70万平方メートルに原子力エネルギーによる暖房を供給するプロジェクトの第1期第1段階が15日、正式に暖房供給をスタートさせた。これは中国で全国初となる原子力商業暖房供給プロジェクトの正式な稼働を意味し、原子力総合利用の新たなページをめくることとなった。経済日報が伝えた。
原子力暖房供給プロジェクトは、原発―市政府―暖房供給企業というモデルを採用。政府がエネルギーを購入し、暖房供給企業がその量に基づき料金を支払う。推算によると、今回の暖房供給により年間で標準石炭の消費を約2万3200トン、粉塵を222トン、二酸化硫黄を382トン、窒素酸化物を362トン、二酸化炭素を6万トン削減できる。10トン級の石炭燃焼ボイラーを約5台減らした効果があり、省エネ・排出削減及び環境改善の効果が顕著になっている。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年11月22日
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