中国の原子力産業創立65周年 建設中の原発世界一

人民網日本語版 2020年01月17日14:45

中国共産党中央委員会は1955年1月15日、中国の原子力事業を発展させる戦略的方針を決定した。こうして、中国の原子力産業が誕生した。中核集団は15日、北京で「中国原子力産業創立65周年」記者会見を開いた。人民日報海外版が伝えた。

中国大陸部で稼働中の原発は2019年末現在で47基。安全・安定稼働を維持し、設備容量で世界3位で、建設中の原発は11基で世界一となっている。原子炉の研究開発や原発の設計、設備製造、プロジェクト建設、運営管理などの面で大量の経験を蓄積し、一部の分野ですでに世界の先進水準に達している。

環境保護の効果を見ると、中核集団は北から南に至る田湾、秦山、三門、福清、昌江の5大原発基地を建設した。商業運営中の原発は21基、建設中の原発は6基。中核集団の19年の原発発電量は1362億1400万kWh、累計発電量は9690億7600万kWh。標準石炭の消費量を3億8760万8000トン、CO2排出量を9億6611万3000トン、二酸化硫黄の排出量を2907万600トン削減したことに相当し、260万ヘクタールの造林効果に相当する。

原発の安全において、中国では65年にわたり2級及びそれ以上の原子力安全事件が発生していない。核燃料の「1グラムも紛失せず、1つも減らない」という安全記録を維持し、産業安全の中における先進水準の地位を保持している。その経験と成果は、世界の原子力産業の発展に際立つ貢献を成し遂げた。

対外協力において、中露最大の原子力協力プロジェクトは、全面的実施の新たな段階に入った。田湾原発7・8号機、徐大堡原発3・4号機のすべてのビジネス契約の署名が終わっている。中核集団はナミビアのRossingウラン鉱山を買収し、世界トップ5の天然ウランサプライヤーに躍進した。中仏国際コンソーシアムは国際熱核融合実験炉(ITER)のコア実装プロジェクトの落札に成功し、「人工太陽」に「心臓」を取り付けることになった。ロシアや欧州諸国と原子力協力を掘り下げ、多元的で高水準の開放・協力の新たな局面を切り開いた。(編集YF)

「人民網日本語版」2020年1月17日

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