RCEP署名が東アジア経済の一体化プロセスを加速
【メディア】中国とアジアの貿易について、RCEP署名後、中国の輸入と輸出の具体的な製品や枠組みにどんな変化が起こるだろうか。
【高報道官】RCEPの署名は東アジア経済の一体化プロセスを加速させ、各加盟国はアジア太平洋地域で深く融合することになり、地域レベルの貿易規模がさらに拡大するものと期待され、ニーズもさらに顕在化するとみられる。加盟国全体で税目の約90%にあたる製品の関税が相互に撤廃され、地域内各国の貿易投資の成長のポテンシャルを活性化することになるだろう。
RCEPの署名は中国の対外貿易の輸出と輸入のバランスの取れた発展を力強く推進する。RCEPは互恵であり、一方で中国の輸入の多様化を促進し、先進的な技術、設備、部品の輸入を拡大する上でプラスになる。また一方で中国が地域内各国への輸出を安定させ、この地域の産業チェーン・サプライチェーンの安全と安定を守るのにもプラスになる。
RCEP協定の早期発効を推進
【メディア】RCEP署名後、加盟国の間でゼロ関税を実現する製品の税目は90%を超える。企業が国際産業チェーンの分業に参加する場合のコストを引き下げるという点から考えて、商務部はこれからどのような関連政策を打ち出すのか。
【高報道官】企業にとって、RCEP協定そのものが優遇政策になる。商務部は関係当局と共同でRCEPの発効・承認プロセスをできるだけ早く完了させ、協定を結んだ各方面とともに努力して、協定の早期発効を後押しする。
同時に、RCEP協定のPRや解説をさらに強化して、中国国内の企業がRCEP協定をよりよく理解し、関連の優遇条項をより効率的に利用し、協定が中国の企業と消費者によりよく恩恵を及ぼすようにする。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年11月23日