春節(旧正月、今年は2月12日)が近づき、年越し料理の予約もカウントダウンの段階に入った。今年は新型コロナウイルス感染症のため、多くの人が家で年越し料理を食べるという。そこで上海の老舗レストランとオンラインのニューエコノミー企業は「半製品の年越し料理」市場に次々と照準を合わせ、それぞれの強みを生かして業務を展開している。中国新聞網が伝えた。
老舗レストランの豫園集団傘下の上海老飯店は、昨年に続いて今年も「半製品の年越し料理」を売り出したほか、今年は店舗で「少人数ファミリー」向けに分量を少なめにした年越しディナーを特別に提供し、食べ物の無駄を減らすという。
上海老飯店は「料理の分量」を調節したと同時に、オンラインチャンネルを開設し、盒馬などのオンラインプラットフォームと提携して年越しディナーを販売するという。
新雅粤菜館の半製品料理は昔から有名だ。今年は「分量少なめの年越し料理」を打ち出すほか、半製品料理のうち加熱調理済みのものと非加熱のものの割合を改善し、これまでは非加熱が7割を占めていたのを加熱済みが7割に変え、上海市民の調理の手間を省くとともに、感染症期間の食品の安全性を保障するという。
盒馬、叮咚買菜、緑地などのオンラインプラットフォームやスーパーが相次いで「半製品の年越し料理」の大軍に加わり、大勢の市民により多くの年越し料理の新スタイルを提供している。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年1月9日