チベット自治区の平均寿命が71.1歳に

人民網日本語版 2021年01月25日16:28

最新統計データによると、西蔵(チベット)自治区の平均寿命は71.1歳に達し、2010年(推計68.2歳)から2.9歳延びた。延伸スピードは全国平均を上回り、1951年のチベット平和解放当時の35.5歳から倍増した。人民日報海外版が伝えた。

チベット自治区は2020年、レベル別診療制度と県域総合医療改革および県域医療衛生共同体の建設を実施した。末端レベルの人々に対する巡回診療の対象範囲が全ての郷・鎮を網羅するまでとなった。女性と子供、高齢者と特殊職業従事者などの重点対象群に焦点を合わせ、郷村医療従事者の研修トレーニングを強化し、「スマート医療」を大々的に発展させたほか、「病気による貧困化、病気による再貧困化」現象の発生を減らし、住民の健康保障をさらに充実させた。

最新統計データによると、同自治区における妊産婦死亡率は10万人あたり50人まで減少し、乳児死亡率は1千人あたり8人と、「第12次五カ年計画期間(2011−15年)」末比でいずれも50%低下し、これまでで最低の数値になったほか、衛生技術者の総数は、「第12次五カ年計画期間(2011−15年)」末比で48.2%増となった。三級甲等病院(最高ランクの医療機関)の数は11ヶ所まで増加し、1千人あたりの病床数は4.5床から4.9床まで増え、400種類を上回る重大疾患の治療が自治区内で可能となった。エキノコックス症(包虫症)のほか、カシン・ベック氏病(骨関節変形症)、先天性心疾患、白内障などチベットの人々にとっての風土病も、効果的に抑制される傾向にある。(編集KM)

「人民網日本語版」2021年1月25日

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