新疆維吾爾(ウイグル)自治区和田(ホータン)地区と巴音郭楞蒙古(バインゴリン・モンゴル)自治州若羌(チャルクリク)県を結ぶ和若鉄道は、中国最大の砂漠・タクラマカン砂漠を横断し、1日平均2キロのペースで線路が敷設されている。今月3日の時点で、全体の45%を占める線路371.8キロの線路の敷設工事が完了した。和若鉄道の全線プロジェクトは60%以上が完了している。人民網が各社の報道をまとめて報じた。
和若鉄道は新疆ウイグル自治区の三番目の東西線交通大動脈において重要な役割を果たすことになる。開通すれば、洛浦(ロプ)、策勒(チラ)、于田(ケリヤ)、民豊(ニヤ)、且末(チャルチャン)など5県に鉄道がないという歴史にピリオドが打たれ、現地の民生や経済発展が効果的に促進されると期待されている。
和若鉄道は、格庫鉄道や南疆鉄道と共に、塔里木(タリム)盆地周辺を囲む鉄道網を形成し、世界初の砂漠を囲む鉄道網となる。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年3月5日