広東省にある広州市五羊天象館は、間もなく地球が有名なふたご座流星群の軌道を通過することを明らかにした。今年のふたご座流星群は、12月4日から17日に現れ、活動のピークは15日午前1時前後に訪れる見込み。晴天ならば、大気の透明度が上がり、中国各地さらには北半球のあらゆる地点で観測が可能という。中国新聞社が伝えた。
ふたご座流星群(資料画像、撮影・湯珺琳)。
ふたご座流星群の活動がピークになると、肉眼でも観測可能で、1時間に約100個の流星を観ることができる。中国でふたご座流星群を観測するのに最適な時間は、14日午後9時から15日明け方前。
今年のふたご座流星群の観測については、喜び半分、憂い半分という言葉が当てはまる。喜ばしいのは、ふたご座流星群の活動ピークがちょうど中国の上空で訪れることで、中国は世界で最も観測にベストな地点となる。中国の人々は、より多くの流星とその火球を肉眼で観測できる。一方、憂い事というのは、ふたご座流星群の活動ピークとなる時間に、ちょうど月が高く上がることだ。月が明るく星がまばらとなり、薄暗い光の流星が見えなくなる恐れがある。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年12月13日