太陽光発電・エネ貯蔵の屋外実験プラットフォームが建設へ

人民網日本語版 2021年04月13日10:21

中国国家電力投資集団有限公司傘下の黄河上流水電開発有限責任公司(以下「黄河公司」)が11日に発表した情報によると、黄河公司が建設を担当する世界初の太陽光発電・エネルギー貯蔵の屋外実証実験プラットフォームがこのほど、黒竜江省大慶市で工事をスタートしたという。中国新聞社が伝えた。

新プラットフォームは国家標準化管理委員会国家エネルギー局が初めて建設を承認した太陽光発電・エネルギー貯蔵の実証実験プラットフォームであり、中国の太陽光発電・エネルギー貯蔵技術の屋外での実際の運営における専門的・体系的研究の手薄さや、建設済みの太陽光発電システムの運営性能では効果的な評価が行えないと行った問題の解決をサポートするものとなる。黄河公司の謝小平会長は、「第14次五カ年計画期間に、このプラットフォームへの投資総額は約60億元(約1003億円)に上り、約640プランの模擬実証実験が行なわれ、太陽光発電装置、インバータ、取付ブラケット、エネルギー貯蔵装置の4つの実証実験エリアが設置され、エネルギー貯蔵システムと設備配置の2つの実証実験エリアも設置され、発電量に換算すると約105万キロワットになる見込みだ」と述べた。

国家電力投資集団太陽光発電産業イノベーションセンター党委員会の委員を務める同センター副社長の厖秀嵐氏は、「このプラットフォームには製品の実証、技術の実験、性能のテスト、品質の認証、システムのプラン、イノベーションの実践、産業の促進、国際協力の8つの位置づけがある。第1期建設の20万キロワット級の設置実証実験プランは約160種類あり、今年の9月26日には完成して稼働する予定だ。稼働後は、実証実験に依拠しつつ産業の科学技術研究開発と科学技術旅行を推進し、科学技術イノベーションのソフトパワーを増強し、産業チェーン全体を発展させ、多様な産業の融合を促進し、都市のモデル転換・発展を推進する上で役に立つものになる」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2021年4月13日

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