著名なモバイルアプリケーション分析プラットフォームのセンサータワーが今月8日、App Store(アップストア)とGoogle Play(Google Play)における2021年3月の携帯電話ゲーム(モバイルゲーム)リリース企業の世界売上高ランキングを発表した。今回はトップ100に中国企業が37社入り、売上高は計22億9千万ドル(1ドルは約109.5円)を超え、トップ100の合計の39.6%を占めた。中国企業のトップ3は騰訊(テンセント)、網易、米哈遊だった。「北京日報」アプリが伝えた。
騰訊は人気ゲームが多数あり、引き続き力を発揮したことから、その「覇権的地位」を脅かす存在は出現しなかった。具体的にみると、騰訊がリリースした「PUBG Mobile(プレイヤーアンノウンズ・バトルクラウンズ モバイル)」は世界で最も人気のある戦術ストラテジーゲームとなり、(移行した「和平精英(ゲーム・フォー・ピース)」を合わせた)20年の中国での売上高は27億ドルに達し、世界では累計51億ドルを稼ぎ出し、ゲーム分野で名実ともに「稼ぎ頭」になった。
また3月の中国App Storeのランキングでは、トップ3に「王者栄耀」、「和平精英」、「三国志・戦略版」が並んだ。「王者」と「和平」も騰訊が開発したものだ。しかしセンサータワーによると、「このランキングはリリースした企業の売上高しか統計に入れておらず、中国地域の第三者のアンドロイドチャンネルは含まれていない」という。
センサータワーは、「『State of Survival(ステイト オブ サバイバル』と『King of Avalon(キング・オブ・アバロン』などのゲームの売上高が全面的に伸びており、リリースした中国企業のFunPlus(ファンプラス)は同期の売上高が前期比16.5%増加して、再び中国携帯ゲームリリース企業の世界売上高ランキングの上位に返り咲き、4位になった」と伝えた。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年4月12日