「武漢市民として支援してくれた全国の人に感謝を示す良い機会」
モニターとなった莫詩琦さんは、「当時、微信(WeChat)のグループチャットで、モニター募集を目にした。また、応募する若い女性が少ないとも聞いた」と振り返る。
陳薇院士が莫さんに送ったポストカード(写真提供・莫詩琦さん)。
モニター108人には、「60後(1960年代生まれ)」から、「00後(2000年以降生まれ)」までの各年齢層が含まれ、教師もいれば、大学生、退役軍人、起業者、企業の管理職などもいた。「武漢市民として、新型コロナウイルスとの闘いに勝つために少しでも貢献したい」というのがモニター参加者の共通の思いだ。
1日も早い接種を呼び掛けるパイオニアたち
ロックダウンが解除されてから1年が経った武漢にはすでに以前の賑やかさが戻りつつある。しかし、世界に目を向けると、感染拡大が続いており、ワクチンが最も重要な武器の一つとなっている。
2020年9月に抗体強化のため再度ワクチン接種を受ける莫詩琦さん(写真提供・莫詩琦さん)。
「免疫の壁」をできる限り早く完成させるために、中国各地でワクチン接種が加速して推進されている。中国疾病予防管理センターの高福主任は11日、「ワクチン接種のメリットは、デメリットを大きく上回っている。みんながワクチン接種を受けるべき」と呼び掛けた。
任さんや莫さんなどのモニターたちも、SNSを通してワクチン接種を積極的に呼び掛けている。莫さんは、「私たちは世界でワクチンを接種した第一陣。みんな問題なく、健康なので、一人でも多くの人が不必要な心配をせずに、1日も早くワクチン接種を受けてほしい」と話した。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年4月14