中国の若者たちに人気の「三坑」カルチャーとは? (2)

漢服、女子高生の制服、ロリータファッションの人気広まる

人民網日本語版 2021年04月20日10:23

コーディネートしやすいJK制服が女子学生の間で人気に

JK制服は通常、洋服やセーラー服に分類されており、その種類にはシャツや合服、セーター、ワンピース、ブレザー、コートなどがあり、それにネクタイやリボンといった付属品もある。これらは「三坑」の中では最も安価な部類になる。ロリータファッションや漢服と比べると、JK制服はデザインがシンプルで、コーディネートしやすいというのも、多くの若い女性の間で人気となっている理由だ。また、学生の間で流行するため、大ヒット商品が登場しやすい。マニアは一線都市と二線都市に集中していて、年齢は18歳から24歳。その人気は拡大して、三線都市から五線都市にまで波及し、低年齢化も進んでいる。

姫系ロリータがアニメファンの間で人気に

ロリータ専門店・圓点点小姐洋服社より

花柄のレース生地にリボンや蝶結びのリボンが付いたスカートといったようなお姫様のようなスタイルが、ロリータファッション。姫系ロリータのほか、クラシカルロリータ、ゴシックロリータなどのジャンルもある。中国のマニアは北京や成都、重慶など経済が発展した都市や一線都市、二線都市に集中している。年齢は16歳から25歳で、女子高生や女子大生、就職したばかりの若い女性などが中心となっており、アニメファンで、新しいモノを寛容に受け入れる世代だ。

ロリータ専門店・圓点点小姐洋服社のオーナーで、メインデザイナーの練さんは、「今後5年から10年の間、市場はさらに拡大するだろう。中国は人口が多く、ニッチ市場だとしても、そのマニアの数も非常に多い」と展望する。現在、三線都市、ひいては県級市でも市場のニーズを満たそうとロリータファッションを仕入れている店が増えている。そのため、圓点点小姐洋服社も、業界の垣根を超えて、ミュージカルやアニメなどと提携を展開し、共に発展していく計画だ。(編集KN)

「人民網日本語版」2021年4月20日

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