中国テイストの現代曲を京劇バージョンで披露!上海の女子大生が話題に

人民網日本語版 2021年04月22日09:23

上海戲劇学院の女子大生4人が、寮の部屋で中国テイストの曲として人気を集めている「赤伶」を京劇バージョンで歌う様子を映した動画が最近、動画共有サイト・bilibili(ビリビリ)で大きな話題となっている。4人は、女役の「青衣(しとやかな女性)」、「老旦(老女)」、「花旦(溌剌とした若い女性)」に分かれて「赤伶」を歌っており、そのスキルはプロ並み。中国古典音楽という伝統芸能とポップカルチャーを組み合わせた独特な味わいのある仕上がりの動画となっている。

アイデア担当で、老旦として歌を披露している辺靖■さん(■は女へんに亭)によると、4人とも、5‐6歳の時から中国の伝統的な古典演劇に触れるようになった。そして京劇を学ぶには1日平均13時間にも達するほどの辛く厳しい練習を積み重ねなければならないという。

辺さんは、「多くのクリエイターが中国テイストの音楽に京劇の要素を加えている。私たちは伝統芸能を専門に学んでいるので、プロフェッショナルなスタイルで歌い、音楽を通して、一人でも多くの人に、京劇を始めとする伝統的な古典演劇に関心を持ってもらいたい」と話す。

4人が京劇バージョンで披露した曲は、ネットユーザーの間で人気を集めた。ネットユーザーたちは、「子供の時は伝統芸能に興味はなかったが、4人の歌を聞いて、中国の文化に対する自信が突然心に湧いてきた」や「4人の動画を見て、今まで聞かなかった伝統芸能を聞くようになり、そして、それが好きになった」とのコメントを寄せている。

辺さんは、「実際には、みんな伝統芸能が嫌いなのではなく、その素晴らしさに気づいていないだけ。伝統文化の発信者としては、こんなにたくさんの人に伝統芸能を知ってもらい、多くの人が好きになっているというのは、とてもうれしいこと。一人でも多くの若者が伝統芸能に興味を持つようになることを願っている」と話した。(編集KN)

「人民網日本語版」2021年4月22日

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