中国熱帯農業科学院が21日に明らかにしたところによると、同研究院が主導で研究開発した「4GXJシリーズ携帯型電動ゴムタッピング装置」が、農業農村部(省)科学技術発展センターによる成果評価に合格した。専門家チームは、「同装置は構造設計が革新的で、高性能で信頼性が高く、ゴムタッピング効果が業界基準よりも優れており、世界ゴムタッピング道具の重要な変革で、世界トップレベルに達している」との判断で一致した。科技日報が伝えた。
4GXJシリーズ携帯型電動ゴムタッピングカッターは、対称カッターと特殊なアーチ橋型リミットガイドを採用している。ゴムの種類、樹齢、切り込みの需要に基づき、タッピングの深さ、消耗する皮の厚さ、回転速度を無段階調整できる。ゴム採取人のタッピングの習慣と生産の需要に基づきさまざまなタッピング作業を行い、タッピングの深さと消耗する皮の厚さを正確に制御し、カットする皮を減らし、ゴムの木の生産寿命を延ばす。同時に標準切り込みラインを基準ラインとしタッピングすることで、複雑な幹の形状の倣削りを実現し、ゴムの木へのダメージを減らしている。連続往復切り込みにより、フライス削りによる皮屑が樹液を汚す難題を解決した。そのタッピング効果は既存のゴム採取技術基準より優れている。タッピング技術の難易度を大幅に下げ、タッピング効率を30-40%上げ、労働強度を60%下げた。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年4月23日