海口税関(海南省)が19日に発表した情報によると、同日にトヨタの14人乗り商用車「ハイエース」が、同税関所属の海口港税関で通関手続きを順調に終えた。これにより海南自由貿易港のもう一つ重要な「関税ゼロ」商品の輸入が実現した。中国新聞網が伝えた。
この商用車の価値は22万7千元(1元は約16.9円)、免除された関税は約8万4千元となる。同車は海南颶勝自動車販売サービス有限公司が輸入を代行し、海南海汽集団貴賓車隊有限公司が営業で使用する。
2020年12月25日、海南自由貿易港で交通輸送設備とレジャーボートの「関税ゼロ」政策が施行された。その政策の規定によると、全島で封鎖(関税ゼロ)運営が行なわれる前に、海南自由貿易港で登録登記を行ない、独立した法人格を持ち、交通輸送業と旅行業を営む企業は、交通輸送設備とレジャーボートの「関税ゼロ」ポジティブリストの規定に合致する船舶、車両、航空機、レジャーボートを輸入する場合、「関税ゼロ」の恩恵を受けられるようになった。
自由貿易港の政策のメリットをより多くの企業が享受できるようにするため、海口税関は企業が関心を寄せる恩恵享受のエンティティ、税番リスト、監督管理証明書などの点について、正確なサービスと指導を主体的に提供するとともに、業界主管当局との連携・協力を強化し、後続の監督管理サービスを着実に実施し、政策がスムーズに実施されるための保障を提供する。
海口税関によると、今後は「関税ゼロ」政策の実施状況を引き続き追跡評価し、政策のPRと解説を全面的に、さまざまな角度から展開し、「関税ゼロ」政策の効果が拡大し続けるよう推進していくという。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年5月21日