スマート農場革新コンソーシアム、長沙市で設立

人民網日本語版 2021年06月01日15:05

湖南省長沙市で5月30日、「100+スマート農場」プロジェクトの契約が交わされた。「スマート農場革新コンソーシアム」が同日始動した。同プロジェクトの始動後、第14次五カ年計画期間(2021−25年)に合計で百以上のスマート無人化農場を建設する計画で、全国をカバーする国家級スマート農場ネットワークとデジタル農場の「スマートブレイン」を構築する。科技日報が伝えた。

同プロジェクトは華智生物がリード役を務め、南京農業大学国家情報農業工学技術センター、北京百度網訊、芙蓉雲、極飛科技などの機関が共同で構築する。今回構築が始まった100+スマート農場コンソーシアムは開放的なプラットフォームとなり、5+N共同建設モデルにより国家級スマート化デジタル農場ネットワークプロジェクトを建設する。生物ビッグデータ、環境ビッグデータ、モノのインターネット(IoT)ビッグデータ、スマート設備、シミュレーションモデルを総合的に運用し、生産前の意思決定、生産中の管理、全プロセススマート機械化という3つの重点問題を解決する。生産プロセスのデータの相互接続を促進し、各デジタル農場をネットワークでつなげ、巨大な食糧生産クラウドネットワークを形成する。農家に向け現代デジタル農業総合ソリューションを提供し、政府機関に実質的で効果的な食糧生産モニタリング・管理方法を提供する。

明らかになったところによると、プロジェクトは今後3年にわたり、主に稲、小麦、トウモロコシなどの主要食糧作物に力を入れる。各有力生産エリアで100以上のデジタルモデル農場を建設し、農場1カ所あたりのカバー面積を1万ムー(1ムーは約6.7アール)以上とする。同時に百万ムーを超える国家級デジタル農場ネットワークを構築し、ビッグデータを特徴とし、機械学習とディープラーニングを分析ツールとする農業AI(人工知能)意思決定センター(すなわち「農場ブレイン」)を構築する。今後5年にわたりモデルの波及効果により、中信農業5G+モデル農場を構築し、最終的に中国の農業の標準化、現代化発展を後押しする。(編集YF)

「人民網日本語版」2021年6月1日

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