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10年間夜更かし続けた27歳の女性の顔にシミ 中国

人民網日本語版 2021年06月23日15:37

「18歳で高校を卒業してから、これまで夜中の2時前に寝たことがない」と話す浙江省杭州市の女性・唐羽さん(27)は最近、顔にシミの一種である老人性色素斑ができていることに気付いた。それまで、静まり返った夜は、唐さんにとってネットサーフィンをしたり、ドラマを見たり、BBSを見たりと、我を忘れて遊ぶことができる時間だったという。

夜更かしを続けた10年の間、唐さんの体は、実のところさまざまな「不調」を訴え続けていたという。「初めは、時々体がだるいなと感じ、その後は抵抗力が落ちた。そして、今は顔に老人性色素斑ができてしまった」と唐さんは鏡に映る自分の顔を見ては後悔しているという。

老人性色素斑の原因は?

杭州市第九人民病院の皮膚科の李娟娟医師によると、老人性色素斑は高齢者だけに生じるとは限らず、若者にも生じることがあるという。その原因は今のところはっきりしておらず、遺伝や日焼け、ライフスタイルと関係がある可能性があるとみられている。凍結やレーザー、手術などの方法で除去することができる。

唐さんの顔にできた老人性色素斑は、長年の夜更かしや精神状態が原因だと診断された。その後、生活習慣を改善したところ、薄くなってきたという。

実際のところ、唐さんのように、「仕事が多すぎて早寝できない」や「いっぱい遊びたいので早寝したくない」と考える若者は少なくない。しかし、長期にわたって夜更かしをしていると、外見にも影響を与えてしまうシミが生じやすくなるほか、肥満や抜け毛、記憶力の低下の原因にもなり、さらには心脳血管疾患や認知症のリスクまで高まる。

何時まで起きていれば夜更かし?

夜11時以降に寝た場合、夜更かしの範疇となる。一晩中寝なかったり、夜中の2-3時に寝たりした場合は正真正銘の夜更かしと言えるだろう。

夜更かしした日は遅くまで寝て補うことができる?

夜更かしをした場合、次の日の朝、遅くまで寝ていれば問題はないのだろうか?しかし、ある程度の効果は期待できるものの、その害を完全に消し去ることはできないというのがその答えだ。

杭州市第九人民病院中医学科の呉建飛副主任医師は、「中医学には、一晩寝なかったことがもたらす体への害は、100日経っても埋め合わせはできないという意味の『一夕不臥、百日不復』という言葉がある。夜更かしすることで、体の正常な昼と夜のリズムが狂い、神経や内分泌の調節も狂ってしまうのがその原因だ。遅くまで寝ることでそれを解消することはできない」と指摘する。(編集KN)

「人民網日本語版」2021年6月23日

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