雲南省でアジアゾウの群れが北に向かって移動を続け、世間の注目を集めているが、今月20日午後6時から21日午後6時にかけて、群れは北に9.3キロ移動し、再び易門県に入って十街郷付近の林で活動している。群れからはぐれたオスのゾウは群れから北東の直線距離にして24.6キロの位置にある晋寧区双河郷の林の中の小さな範囲で活動を続けている。
ゾウの群れは最近、易門県と峨山彝(イ)族自治県を行き来しており、移動誘導を試みる現場指揮は、難しい舵取りを迫られている。ゾウの移動ルートの周辺には村がたくさん点在しており、安全対策の難易度も上がっている。
晋寧区、安寧市、易門県、峨山イ族自治県で、それぞれ現場指揮部が活動を続けており、同日、緊急対策のための人員や警察186人を動員したほか、ドローン15機を使って24時間態勢で監視を続けている。さらに、住民1280世帯4106人を避難させたほか、ゾウにエサを0.1トン与えた。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年6月22日