ヒマワリ畑にお米に窓文字まで！中国の各大学の「卒業祝い」が話題に

中国は今、卒業シーズンを迎えており、各大学は様々な目新しい企画で卒業生を送り出しており、多くの人がそんなユニークな「卒業祝い」を目にして、心をほっこりさせている。

華中科技大学：卒業生のために植えたヒマワリ畑が満開に

華中科技大学の微博（ウェイボー）公式アカウントによると、同校に植えられているヒマワリが最近満開となり、今月に卒業を迎える卒業生へ捧げる「卒業祝い」になっている。

同校に植えられているヒマワリの品種は、種を植えてから開花するまで50‐55日かかる。ヒマワリの花言葉は「信念、光輝」で、「勇敢に追求する」という意味がある。

水は海に向かって流れ、ヒマワリの花は太陽に向かって咲くように、同校は、卒業生が今後の長い人生において、ヒマワリの花のように、しっかりと明るい方向に向かって歩み続けるようにという思いを込めている。

四川農業大学：卒業生の今後の成功を祈って様々なプレゼントを用意

四川農業大学は、卒業生向けの学生新聞特別号を発行し、卒業生に贈る言葉を掲載している。

同校農学院は、卒業生に「お米」をプレゼント。実はこの小さな瓶に入っているのは、四川省の米の育種界が高い期待を寄せる新品種「川康U2115」だ。

長江流域の多くの省の優良品種の中から厳選された米の新品種100種類の「競争」を勝ち抜き、「川康U2115」は優質品種として来年、大々的に栽培される予定だ。

また、学生食堂では、「豚肉の甘辛から揚げ+ケイジャンチキン+ベーコンポテトサラダ」という卒業シーズン特別セットメニューを打ち出し、羽を広げて空高く飛ぶという意味の「展翅高飛」と命名している。

東北師範大学：ビルに「さようならとは言わない」という窓文字を点灯

東北師範大学が卒業生に向けたメッセージを点灯した窓文字企画にも、多くの人が羨望の眼差しを向けている。

このように卒業を祝い、卒業生の今後の人生が輝きに満ちたものになるようにという思いを込めて、各大学は様々に創意工夫を凝らした「卒業祝い」を準備している。（編集KN）

「人民網日本語版」2021年6月21日