国家外貨管理局が7日に発表したデータによると、2021年8月末現在、中国の外貨準備高は7月末比38億ドル(1ドルは約110.3円)減少の3兆2321億ドルとなり、減少幅は0.12%だった。
同局の副局長で報道官の王春英氏が説明したところによると、8月は中国の外貨市場の運営が安定し、国内での外貨の需給は基本的にバランスが取れていた。国際金融市場では、新型コロナウイルス感染症の状況、主要国の財政・金融政策への期待といった要因の影響を受けて、米ドル指数が小幅に上昇し、主要国の国債価格が下落し、世界の株式市場は全体として上昇傾向を示した。外貨準備は米ドル建てで計算されるため、非米ドル通貨を米ドルに換算すると金額が減少し、さらに資産価格の変動などの要因と相まって、8月の外貨準備高が減少することになったという。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年9月8日