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新疆庫車グリーン水素モデルプロジェクトが着工

人民網日本語版 2021年12月01日13:15

中国石油化工集団有限公司(中国石化)は11月30日、北京、烏魯木斉(ウルムチ)、新疆庫車(クチャ)の3地域で始動セレモニーを開いた。中国初の1万トン級太陽光グリーン水素プロジェクトである中国石化新疆庫車グリーン水素モデルプロジェクトの着工を発表した。これは世界で建設中の太陽光グリーン水素生産プロジェクトとして最大で、稼働後のグリーン水素の生産量は年間2万トンにのぼる。科技日報が伝えた。

同プロジェクトは中国初の太陽光発電を大規模利用し直接水素を生成するプロジェクトで、投資総額は30億元(1元は約17.8円)近くにのぼる。主に太陽光発電、送電・変電、電解水水素製造、水素貯蔵、水素輸送の5大部分が含まれる。同プロジェクトは設備容量300MWで年間平均発電量が6億1800万kWhの太陽光発電所、年間生産量が2万トンの電解水水素製造工場、水素貯蔵規模が約21万標準立方メートルの水素貯蔵球体タンク、水素輸送能力が1時間当たり2万8000標準立方メートルの水素輸送パイプライン及び関連する送電・変電などの施設をを新規建設する。同プロジェクトは2023年6月の完成と稼働開始を予定。製造されるグリーン水素は中国石化塔河で精製され、既存の天然ガス化石エネルギー水素製造に取って代わる。二酸化炭素の排出量を毎年48万5000トン削減し、現地のGDPの年間平均に1億3000万元寄与し、1800万元以上の税収を見込む。(編集YF)

「人民網日本語版」2021年12月1日

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