国家エネルギー局によると、中国の今年1-11月の新エネルギー発電量は前年同期比32.97%増の1兆355億7000万kWhに達し、年間で初めて1兆kWhを突破した。中国の社会全体の電力消費量に占める割合は前年同期比2.14ポイント増の13.8%となった。1兆355億7000万kWhは、今年同期の全国都市部・農村部住民の生活用電力消費量の数値にほぼ相当する。人民日報が伝えた。
1-11月の全国の風力発電量、太陽光発電量、バイオマス発電量はそれぞれ5866億7000万kWh、3009億kWh、1480億kWhとなり、前年同期比ではそれぞれ40.8%増、24.3%増、23.4%増だった。新エネ発電量の全国電力供給への寄与が絶えず向上している。それと同時に、新エネ使用に新たな進展があり、風力発電、太陽光発電の利用率はそれぞれ96.9%、97.9%に達した。
中国の風力発電、太陽光発電の累計設備容量は世界一をキープしており、今年はさらに洋上風力発電設備容量が世界一に躍進した。
国家エネルギー局の説明によると、来年は東部、中部、南部地域の風力発電・太陽光発電の地産地消を推進し、洋上風力発電クラスター開発と「三北地域」(東北、華北、西北地域)の風力発電・太陽光発電拠点化開発を積極的に推進し、砂漠、ゴビ砂漠の風力発電・太陽光発電拠点の建設に取り組む。また水力発電を積極的かつ着実に発展させ、一連の重要プロジェクトの着工を承認する。さらに、バイオマスの開発と利用を秩序正しく推進する。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年12月28日