首鋼パーク内の北京冬季五輪会場となったビッグエア首鋼の前で写真を撮影する女性たち(3月14日、撮影・鄧偉)。
北京の首鋼パークが再び一般公開されるとともに、北京冬季五輪の会場となったビッグエア首鋼もついに封鎖が解かれた。14日の取材では、市民や観光客は至近距離からビッグエアを見学できることが分かった。ただ、ビッグエアの着地点やスタート地点、エレベーターといったエリアはまだ一般公開されていない。北京日報が報じた。
中国国家体育場(通称「バードネスト」)や中国国家水泳センター(通称「ウォーターキューブ」)に続いて、雪景色を背景に天を舞う「雪飛天」の愛称で呼ばれるビッグエア首鋼が夏冬五輪開催都市の北京となった五輪遺産のシンボルとなっている。封鎖管理が終了し、入場者数を制限しながら首鋼パークの見学予約が再開された。微信(WeChat)のミニプログラム「AI尚首鋼園」を通じて予約ができる。ここ数日、首鋼パークは多くの見学客で賑わっており、特にビッグエアは最も人気のエリアとなっている。
首鋼パークで行われたチャリティーマラソンに参加した谷愛凌(アイリーン・グー)選手(3月14日撮影・王京広)。
高齢の馬さん夫婦は、「前回首鋼に来たのは10年以上前。当時はまだ製鉄所で、今は透き通っている目の前の群明湖の水は汚かった。首鋼の環境がこんなにきれいになるなんて本当にびっくり。ビッグエアはテレビで見るよりも、迫力がある!」と話しながら、ビッグエアの前で、にっこりと笑顔で写真を撮影していた。
現時点では、ビッグエア首鋼は冬季五輪終了後、国際大会開催やプロの選手の練習場となるほか、商業イベントや市民の文化娯楽イベントなども開催される計画で、より多くの人々に利用と見学をしてもらえるよう取り組まれることになっている。そして、ビッグエアもオールシーズンにフル活用されることになっている。
ビッグエア広場エリアは、数千人の観客を収容でき、新車発表会やミュージックフェスティバル、ビール祭り、イルミネーションといった商業イベントやスポーツイベント、文化イベントが開催できるよう、特別にムードライトシステムが設置されている。さらに、首鋼パークは、ビッグエアを冬季五輪文化・観光ルートの目玉として、冬季五輪会場を市民の娯楽や文化、生活に溶け込ませる計画だ。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年3月17日