中国医師協会睡眠医学専門委員会が行った睡眠データの調査研究によると、スマホいじりはすでに睡眠の質に影響する「張本人」になっており、会社員の6割がその影響を受けている。うち夜ふかし時間が最も長い都市には、北京市、上海市、深セン市、広州市が含まれる。寝るのが最も遅いのは広東省で、平均就寝時間は午後11時55分。就寝時間と起床時間が最も早いのはいずれも山東省で、平均時間はそれぞれ午後10時58分と午前6時58分。起床時間が最も遅いのは四川省で、平均で午前7時50分。19日に行われた世界睡眠デー2022記者会見で明らかになった。
このデータは昨年の50万件の睡眠データ、1833人の有効回答によるものだ。調査対象者の年齢は18歳以上の会社員で、中国大陸部の31省・自治区・直轄市が含まれる。アンケート調査の回答によると、睡眠時間が8時間以上は22%のみで、6−8時間は約53%、6時間未満は25%。
データによると、会社員の47%が睡眠の質が低いとしており、ノンレム睡眠時間が基準を満たしている会社員は30.6%にとどまる。約25%が毎晩いびきをかいており、潜在的な睡眠中の呼吸停止のリスクがある。睡眠の質が低い会社員のうち、51.6%の記憶力が低下し、47.8%の集中力が続かない。睡眠時間6時間未満の人のうち25.5%が肥満。睡眠時間6時間以上の会社員のうち、顔の肌に問題を抱えている人は45%。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年3月23日