「東数西算」(東部地域のデータを西部地域で保存・計算すること)国家一体化ビッグデータセンター成都・重慶ハブノードモデルプロジェクトで、西南地域最大の人工知能(AI)計算センターの成都智算センターが10日、正式に稼働開始した。紅星新聞が伝えた。
成都智算センターは成都ハイテク産業開発区、郫都区、華為(ファーウェイ)技術有限公司が共同建設・運営し、中にはAI計算力プラットフォーム、都市スマートブレーンプラットフォーム、科学研究イノベーションプラットフォームの3大プラットフォームが含まれる。AIエコシステム発展、産業インキュベーション、科学研究イノベーションを引き受け、さまざまな業界にサービスを提供し、成都の質の高い発展を推進する。うち都市スマートブレーンプラットフォームは交通、セキュリティ、医療、緊急時対応、環境保護などの業界の応用を受け持つ。
今回稼働開始した成都智算センタープロジェクトは、成都ハイテク産業開発区―郫都電子情報産業パークに位置する。投資総額は109億元(1元は約19.4円)。AI計算力プラットフォーム、都市スマートブレーンプラットフォーム、科学研究イノベーションプラットフォームの3大プラットフォームが含まれる。
うちAI計算力プラットフォームは昇騰AI基礎ソフト・ハードウェアに基づくAIクラスターを採用し、計算能力が300ペタフロップスFP16で、15万台の高性能PCの計算能力に相当する。都市スマートブレーンプラットフォームは華為雲(ファーウェイクラウド)をベースに、交通、セキュリティ、医療、政府、緊急時対応、教育、環境保護、リモートセンシング、インターネットなどの業界の応用を受け持つ。科学研究イノベーションプラットフォームはマルチレベルの持続可能な開発の人材エコシステムを構築する。各大学の研究院(所)を通じAI教育協力を展開し、企業と科学研究院(所)の共同イノベーションを強化する。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年5月11日