中国で農村出身の医学生5918人を無償で育成へ

人民網日本語版 2022年05月13日13:03

6月7日と8日に行われる中国大学統一入学試験(通称、「高考」)まであと1ヶ月を切る中、新入生の募集が今年から始まる新設の学部が大きな話題となっている。

統計によると、今年新設された学部の31専攻は、経済学や法学、教育学、歴史学、理学、工学、農学、管理学、芸術学の9大学科をカバーしている。大学38校が、学科新設の認可を受けた。31専攻のうち、工学系が14学科を占め、割合が最も高く、以下、芸術学、農学と続く。

学部の医学生5918人を無償で育成へ

中国教育部(省)がこのほど公式サイトで発表した「教育部弁公庁の2022年に中・西部の農村の要請に合わせて、学部の医学生を募集し、育成するプログラムの中央財政サポートに関する通知」は、今年、高等医学院校は郷・鎮の衛生院(診療所)のために5年制の学部の医学生合わせて5918人を募集し、中央財政からサポートして無償で育成するとしている。学部は臨床医学、中医学、モンゴル医学をサポートしている。

通知は、無償で育成する学部の医学生の合格が決まった場合、入学通知書を受け取る前に、育成を担当する大学や就職先の所在地となっている県級の衛生健康、人力資源社会保障行政当局と、育成、就職契約を結ぶ必要がある。同プログラムを利用して学部の医学生を目指すことができるのは農村の学生に限られる。

ネットユーザーからは、「幸運にも無償で臨床を専門に勉強させてもらっている医学生です」や「四川省の農村振興プログラムに参加する大学1年生です。卒業したら故郷に戻って末端で奮闘します」などのコメントが寄せられている。 (編集KN)

「人民網日本語版」2022年5月13日

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