「敦煌文化グローバルリンキング—— IN在ハンブルク中国総領事館」の一環として、オンライン特別講座「敦煌石窟アート」が現地時間今月15日午後、同総領事館で開催された。
同総領事館の王瑋代理総領事は挨拶の中で、「幾世代もの敦煌の人々が、一心不乱に、ひたすら研究を続け、時代と共に進歩し、開拓、イノベーションし、世界が敦煌文化を知り、感じることができるよう取り組む事業を選び、生涯をそれに費やしてきた。ハンブルクと中国の交流は長い歴史を誇り、18世紀にまで遡ることができる。今のハンブルクは、『一帯一路(the Belt and Road)』の陸運と海運の重要なターミナルで、中国とドイツ、中欧の連携の面で重要な役割を果たしている。今年は、中国とドイツの国交正常化50周年という特別な節目の年で、甘粛省人民政府外事弁公室や敦煌研究院、敦煌市政府と共同で、この講座開催に至り、非常に意義深い。講座を通して、一人でも多くの人が敦煌文化を愛するようになることを願っている。また、新型コロナウイルス感染拡大収束後には、双方はさらに多くの交流を行い、手を携えて共に敦煌文化が世界に進出するために力添えし、敦煌文化に込められている人文精神や時代の価値をさらにPRし、世界各国の民心の通じ合いを促進することができる」と語った。
甘粛省人民政府外事弁公室党組のメンバーである馬聡副主任は、「講座を通して、中国の大使館・領事館の館員や所在地の華人、外国人が敦煌文化やシルクロードに対する理解を深め、それを機に、敦煌文化の交流の輪を拡大し、在ハンブルク中国総領事館と共に、敦煌の物語、甘粛省の物語、中国の物語を描き出すために一層努力したい」と語った。
敦煌研究院党委員会の趙声良書記は、「敦煌石窟アート」と題したオンライン特別講座を行い、参加したゲストに、石窟掘削や洞窟のタイプ、彩色塑像の特徴、壁画のテーマ、アートの成果といった多種多彩な内容を立体的に解説したほか、敦煌研究院が長年にわたり、敦煌文化の保護や研究、発揚などの面で行ってきた取り組みとその成果を紹介した。
講座には、敦煌市党委員会の王金副書記のほか、省政府外事弁公室、敦煌研究院、敦煌市の関係者も参加した。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年5月18日