プリザーブドフラワーでオルゴールを飾りつける馬媛さん(撮影・楊迪)。
ガラス製のマグカップの底に美しく「咲く」花は陽光に照らされ、その美しさをさらに際立たせていた。プリザーブドフラワーを作る「90後」(1990年代生まれ)のフラワーデザイナー・馬媛さんは、コップやデスクライト、キーホルダーといった普段使いの雑貨に「永遠に枯れない花」を組み合わせることで、「春の息吹」を吹き込んでいる。中国新聞網が報じた。
底に美しく花が咲いたガラス製のマグカップ(撮影・楊迪)。
数日で枯れてしまう生花と違い、特殊な溶液の中に漬けこんで脱水と脱色を行ってから、乾燥させてさらに着色したプリザーブドフラワーは通常、3年から5年ほど美しく「咲」き続ける。
プリザーブドフラワーで飾られたデスクライトを手に持つ馬媛さん(撮影・楊迪)。
馬さんはプリザーブドフラワーと普段の生活で使う雑貨を組み合わせることで、実用的でありながら、花々の持つ春のロマンチックなムードを作りあげている。馬さんは、「プリザーブドフラワーは変形させたりすることが可能なため、色々なものと組み合わせることができる。プレゼントとしても最適なプリザーブドフラワー作品は近年、若者の間で人気になっている。プリザーブドフラワーで飾ってほしいと、記念となる品を持ってくるお客さんも多い。そうしたプリザーブドフラワー作品には、お客さんの思いや思い出が詰まっており、幸せがにじみ出てきて伝わってくる。とても素敵なことだと思う」とした。 (編集KN)
「人民網日本語版」2022年4月6日