「大学統一入学試験の時に限って雨?」は本当?ビッグデータで見る雨と猛暑日の確率 (2)

人民網日本語版 2022年06月03日13:20

高考の期間中最も暑い都市は?

高考前に、冷たいスイカや暑気払いの緑豆のスープを飲んだことを覚えている人も多いかもしれない?また、高考当日に、炎天下で、不安と期待が混ざり合う目をして待ってくれていた両親のことを覚えているという人も多いだろう?雨のほか、高考というと、夏真っ盛りの厳しい暑さを連想する人も多いのだ。

2003年から2021年の19年間の6月7‐9日の全国猛暑日統計を見ると、猛暑日が最も多い地域は、▽新疆維吾爾(ウイグル)自治区南部の盆地▽華北・黄淮地区の河北省、河南省、山西省、山東省、安徽省の一部の地域▽南方エリアの雲南省、広西チワン族自治区、海南省の一部の地域の3エリアに集中している。ここ19年間、それら地域の高考期間の猛暑日数は10日以上になっており、局地的には20日を超えている所もある。その他、江南や華南のほとんどの地域は、猛暑日数こそ多くないものの、湿度が高く、気温が30℃を超えて、不快指数が非常に高くなっている。

省都級の大都市を見ると、高考期間中に猛暑日となっているのが最も多いのは最南端の省都都市・海口市で、その確率は39%に達している。その他、北方エリアの鄭州市、石家荘市、済南市、西安市、天津市、北京市も猛暑日が多い。

2011年に河南省鄭州市で高考を受けた人は、当時の天気を今でも鮮明に覚えていることだろう。鄭州ではその年の高考首日の気温が40.5℃となり、さらに2日目にはなんと42.5℃にまで達した。鄭州で6月上旬にこれほどの暑さになるのはレアケースだ。

一方、「ボイラー都市」の常連客である南方エリアの重慶市や長沙市、合肥市、南京市の4都市はいずれも気温ランキングの後位だった。 (編集KN)

「人民網日本語版」2022年6月3日

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