2012年に中国共産党第18回全国代表大会が開催されて以来、中国水利部(省)は各地と共同で、農村への水供給プロジェクトを大々的に実施し、そのために投じられた資金は累計で4667億元(1元は約20.8円)に達し、農村の住民2億8000万人に安全な水が提供できるようになった。中央テレビ網が報じた。
中国はこの10年、農村の貧困者の安全な飲料水確保をめぐる難関攻略に取り組み続けてきた。そして、貧困者登録されていた1710万人の安全な飲料水をめぐる問題が全面的に解決された。
水利部農村水利水電司の陳明忠司長は、「農村人口975万人の飲み水のフッ素濃度基準超過や、120万人の飲み水の塩分濃度基準超過といった問題を適切に解決してきた。そして、農民はフッ素濃度や硬水を飲んできた歴史に別れを告げた」と説明する。
2021年末の時点で、中国全土の農村の827万ヶ所で水供給プロジェクトが実施され、農村の水道普及率は84%に達し、2012年と比べて19ポイント上昇した。
より素晴らしい生活を望む国民の願いを満たすべく、水利部は今後も、農村振興の全体的な計画や要求に基づいて、農村への水供給保障プロジェクトを強化していく計画だ。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年9月14日