広東省韶関市政府の9日の発表によると、他の地域から同市に流入した新型コロナウイルスが、現地で拡散したケースが複数確認されている。今回同市に影響を与えているのはオミクロン変異株派生型の「BA.5.1.7」で、これは中国大陸部で初めて検出されたとしている。中国新聞網が報じた。
韶関市政府によると、今回の感染経路は主に2つあり、一つはオミクロン変異株派生型「BF.7」で、もう一つは「BA.5.1.7」の感染が拡大している。いずれも感染力が極めて強く、感染拡大の速度も極めて速い変異株だ。
世界保健機関(WHO)によると、オミクロン株の「BA.5」系統は感染力が強く、感染拡大の速度も速いほか、免疫逃避能力も高い。「BA.5」系統はすでに100ヶ国・地域で検出されており、「BA.2」系統からの置き換わりが進み、主な流行株となっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年10月10日