新型コロナウイルス感染が拡大している四川省成都市で、成都市人民政府新聞弁公室が4日夜、新型コロナウイルス対策をめぐる記者会見を開催。同市商務局の李暁勇副局長は、「当市では生活必需品が十分に供給されており、全体的に安定して秩序が保たれた状況にある」と説明した。中国新聞網が報じた。
今回、成都市で市民全員を対象としたPCR検査が実施されて以来、同市新型コロナウイルス対策指揮部の計画に基づいて、同市商務局は直ちに関連の緊急時供給保障プランを発動し、市場のモニタリング・警報、運営調整を強化して、生活物資の供給を全力で確保している。
数日前に、一時的に生鮮農産品の買い占め現象が起こったことについて、李副局長は、「今後、市場への供給をさらに増やし、成都の卸売市場や農産物マーケット、生鮮スーパー、ECプラットフォームが生鮮農産品の直接仕入れ、直接販売、調達を強化するよう導くほか、省外や市外の野菜生産地との連携を強化し、企業の拠点との間で共同供給や共同ストックのメカニズムを構築・整備し、省外や市外から仕入れる野菜の種類と量を増やし、市全域において生鮮農産品の供給を強化する」と説明した。
成都市では、販売ルートのさらなる円滑化にも取り組む。新型コロナウイルス対策の要求を満たしていることを前提に、市全域の重点供給保障企業の配送センター48ヶ所、店舗約6000店、EC配送ポイント(前置倉庫)約300ヶ所が平常通り営業するよう全力で推進し、ネットショッピングの配送員約5万人が各世帯までの「ラスト1キロ」の配送を担当するよう手配し、生活必需品の安定した販売、十分な商品供給源の確保、価格の安定を全力で確保したい考えだ。
その他、成都市は市場の供給状況に細心の注意を払い、関連対策を細分化・整備し、生活必需品供給を確保し、市民の生活に関するニーズをできる限り満たすよう取り組む計画だ。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年9月5日