菊の花が満開迎えた安徽省の山中の村 収穫シーズン真っ盛り

人民網日本語版 2022年11月23日10:54

美しい菊の花(撮影・鮑鋒)。

初冬を迎え、安徽省涇県渓口村の約2ヘクタールの畑では、貢菊が満開を迎えている。中国新聞網が報じた。

摘んだばかりの菊の花が入った竹のかご(撮影・鮑鋒)。

山に囲まれた渓口村の森林率は91%で、樹木資源が非常に豊富だ。また村には川も流れ、環境がとても美しいため、毎年多くの観光客が訪れる人気観光地でもある。

渓口村に咲き誇る菊の花(撮影・鮑鋒)。

今年初め、渓口村は「特色ある産業を発展させ、農村の振興をバックアップする」という目標に沿って、他の地域から学び、調査研究を進めた。そして、まず、渓口村の楊村グループが荒れ地を開墾し、約2ヘクタールの畑で貢菊の栽培に取り組んだ。

菊の花を摘む村の村民(撮影・鮑鋒)。

貢菊を栽培することで村の景色が美しくなったほか、村民が自宅近くで働いて収入を得ることができるようになった。例えば、楊湖北さん(67)は、2021年に出稼ぎをしていた上海から戻って来た後は、ずっと仕事をしていなかった。しかし、村が荒れ地で貢菊を栽培するようになり、楊さんはそこで働くことができるようになった。

楊さんは、「1日に40キロを収穫することができる。この産業により、私たちの雇用問題が解決され、新たな希望ができた」と笑顔で話す。

菊の花を摘む村の村民(撮影・鮑鋒)。

茂林鎮渓口村の村委員会の徐蘇紅主任によると、貢菊を栽培することで、約50人の雇用を創出でき、貧困を脱却した人も多く含まれているという。1ム―(約6.667アール)当たりの生産高は1万2000-1万3000元(1元は約19.8円)で、村全体を見ると約25万元の収入となっている。

土地が蘇り、村が美しくなったほか、美しい菊の花畑を一目見ようと、多くの観光客もやってきて、花摘みや写真撮影を楽しむようにもなっている。(編集KN)

「人民網日本語版」2022年11月23日

最新ニュース

注目フォトニュース

コメント

| おすすめ写真

ランキング

  • 全部
  • 経済
  • 社会
  • 政治