九竜巻柏(写真提供・青海山水自然資源調査計画設計研究院)。
青海山水自然資源調査計画設計研究院は12月1日の取材に対して、青海省で初めて「九竜巻柏」が確認されたことを明らかにした。これは青海省で新たに記録された植物種となった。中国新聞網が報じた。
同研究院が青海省西寧市の南北山で調査を行っていた際、標高2500‐2600メートルの乾燥した山の斜面で、非常に珍しい「九竜巻柏」と思われる植物が生育しているのを確認した。その後、「九竜巻柏」の命名者である中国科学院植物研究所の研究員・張憲春氏によって、「九竜巻柏」であることが確認された。
九竜巻柏(写真提供・青海山水自然資源調査計画設計研究院)。
「九竜巻柏」は中国の西蔵(チベット)自治区や四川省の標高2500‐3600メートルの場所にしか生育していない非常に珍しい植物だ。通常、岩や石の下の湿気の多い場所や石の隙間などに生育している。今回確認されたのは、西寧市の北山人工林生態システムの範囲内。乾燥した山の斜面で生育しているという非常に特殊なケースで、今後の研究が待たれる。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年12月2日