不振を続ける2023年の世界経済 成長率は2.8%になる可能性

人民網日本語版 2022年12月05日14:35

国際金融フォーラム(IFF)の2022年グローバル年次総会はこのほど発表した「IFF2022年グローバル金融・発展報告」の中で、2023年のグローバル経済成長率は2.8%に達し、中国経済は4.6%に達するとの予測を打ち出した。今年通年の中国経済の成長率予測は3.3%とした。人民網が伝えた。

同報告によると、22年のグローバル経済成長は複数の要因による打撃を受けて大きく鈍化する。その要因にはインフレの急上昇、先進国の金融政策の転換、ロシア・ウクライナ紛争、一部地域での新型コロナウイルス感染症のリバウンド、世界の供給側の抱える持続的なボトルネックなどがあるという。また同報告は、来年は感染症の経済・社会への影響がさらに緩和されるかもしれないが、先進国がインフレを抑えるために採用する金融引き締め政策が世界の経済成長の原動力をさらに弱め、グローバル金融情勢の引き締め傾向は多くの発展途上国の回復の歩みを制約することが予想される。こうした背景の中、23年通年のグローバル経済成長率は2.8%となり、先進エコノミーは1.2%、発展途上国は3.9%になることが予想される。

同報告の分析によると、中国の22年第3四半期(7-9月)の経済は前年同期比で3.9%増となり、市場の予測を上回った。中国経済の22年通年の成長率は3.3%増で、21年の8.1%を下回る見込みで、23年は4.6%増に達するという。(編集KS)

「人民網日本語版」2022年12月5日

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