「北京人口発展研究報告2022」(北京人口青書2022)が10日に発表された。これによると、北京市は学歴が全国トップレベルで、高等教育を受けた人々の割合が著しく高まった。2021年時点で、15歳以上の常住人口の中で高等教育を受けたことのある人々の割合は前年比7ポイント上昇した。
同青書によると、2017年以降、北京市の常住人口は小幅な減少が続いており、2021年時点では前年比0.57%減の2188万6000人だった。このうち北京市の戸籍を持つ人々は前年比0.91%増の1413万5000人となった。
これと同時に、生産年齢人口の割合も低下している。生産年齢人口とは、社会の総人口の中で生産年齢の範囲に該当する人口を指す。同青書によると、2021年時点で北京の15~64歳の生産年齢人口は1612万3000人で、常住人口の73.7%を占めた。この割合は低下幅が拡大しているものの、依然として全国平均を6.5ポイント上回っている。
同青書は北京市共産党委員会党校北京人口・社会発展研究センターと社会科学文献出版社が共同発表。教育人口、生産年齢人口、高齢者人口、出産可能な年齢の女性の規模、構成、素養、分布など様々な角度から北京市の人口の発展を追跡した。(編集NA)