今日は「臘八節」!春節まであとわずか

人民網日本語版 2022年12月30日14:40

今日は旧暦12月8日、つまり「臘八節」。俗に「臘八を過ぎれば春節も間近」と言われるように、臘八節の到来は、春節(旧正月、2023年は1月22日)もすぐそこまでやってきていることを意味している。熱々の美味しい「臘八粥」(旧暦12月8日に食べる8種類の穀物で作った粥)を食べれば、年越し気分がますます高まってくる。

臘八節は古代の「臘日」が起源とされている。古代、「臘」は中国における一種の祭礼で、冬の祭祀を行う日は「臘日」と呼ばれていた。当初、臘日が行われる日は固定されていなかった。魏晋南北朝の時代になってようやく「荊楚歳時記」に「十二月八日が臘日」との記載が見られる。人々はしばしばこの日に祖先と神を祀り、豊作と吉祥を祈った。

臘八粥で寒い冬も怖くない

臘八粥は「七宝五味粥」とも呼ばれ、様々な食材を煮込んで作る。長い間に少しずつ変化し、伝えられていくうちに、様々な地方色が加わっていった。ベースになるのは穀類や豆類などの食材だが、陝西省北部ではよくドライフルーツや豆腐、肉が加えられる。また四川省では、甘い味付けやしょっぱい味付けのほかにも麻辣(ピリ辛い)味などがあり、落花生や賽の目に切った肉、ダイコンなどが一緒に煮込まれる。

臘八粥のほかにも、中国各地には特色豊かな習慣がある。特に北方地域では、「臘八蒜」(ニンニクの黒酢漬け)を漬け、春節にこれを餃子と一緒に食べる。安徽省の黔県には「臘八豆腐」と呼ばれる特産品がある。これは、豆腐の真ん中に小さなくぼみを作って塩を入れ、さらに天日干しにしたものだ。ほかにも、山東地域には「臘八に家の掃除をする」という習慣があり、部屋を中から外まできれいに掃除して春節を迎える。(編集AK)

「人民網日本語版」2022年12月30日 

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