内蒙古(内モンゴル)自治区大興安嶺林区で15日、気温が急激に下がり、今シーズンの最低気温を更新した。呼倫貝爾(フルンボイル)牙克石(ヤクシ)市伊図里河(イフ・トーリ・ゴル・バルガス)鎮では最低気温が氷点下46度まで下がった。中国新聞社が報じた。
12月に入り、呼倫貝爾市では、気温が低下の一途をたどり、各地で最低気温を更新しつつある。15日早朝、同市東部や大興安嶺林区の極寒範囲がさらに拡大した。林区の気象観測所16ヶ所で最低気温が氷点下40度の大台を突破し、最も寒い伊図里河鎮では氷点下46度を記録した。
呼倫貝爾市気象局の記載によると、大興安嶺地区の奥地にある伊図里河鎮の過去最低気温は、2017年に記録した氷点下50度となっている。
15日に気温が急激に下がり、伊図里河小鎮は氷霧が発生して、空気も凍結してしまったような雰囲気が広がり、視界は50メートル以下となった。
現地の住民・王剛さんは、微信(WeChat)のモーメンツに、「君は僕のことが見えないし、僕も君のことが見えない。あまりに寒すぎる」と綴っている。
極寒であるものの、村には美しい冬景色が広がっている。また、冷凍食品市場は、冷凍ナシや冷凍カキ、冷凍ハクサイ、冷凍あん入りまんじゅうなどを購入する人々で賑わい、「熱気」に包まれている。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年12月16日