中国における新型コロナ流行はすでに低水準に

人民網日本語版 2023年01月31日15:17

中国国務院共同対策メカニズムは30日に開いた記者会見で、今月21日から27日にかけて春節(旧正月、今年は1月22日)に合わせた7連休中の新型コロナウイルス対策に関する状況を説明したほか、記者の質問に答えた。中国国家衛生健康委員会の米鋒報道官は、「春節期間中、同メカニズムの関係当局は常にサービスと保障を提供し、安定した秩序に基づく新型コロナウイルス対策が講じられた。新型コロナ感染症の『乙類乙管』実施の効果を確認することができた。また現在、中国全土では流行がすでに低水準となり、各地では感染拡大が着実に収まりつつある」と説明したうえで、「春節後のUターンラッシュ期間も、公共交通機関といった人が密集する場所では常態化されている対策を、個人レベルでも感染対策を続けて欲しい」と呼びかけた。人民日報が報じた。

春節期間中、移動する人が増加したため、新たな変異株が流入した可能性について、中国疾病予防管理センター・感染症予防管理所の研究員・陳操氏は、「7連休中、全国各省から当センターに報告された新型コロナウイルスの全ゲノム配列は1421件。解析の結果、亜種11種類を確認したが、オミクロン変異株BA.5.2とBF.7がメインで、新たな変異株の流入は確認されなかった。当センターは今後も、全国で変異株のモニタリングがしっかり行われるよう指導する。また、他の当局と共同で海、陸、空の通関地からの入国(境)者に対して、変異株のモニタリングを行い、直ちに注意喚起したり相応の対策を講じたりできる態勢を取っていく」と説明した。(編集KN)

「人民網日本語版」2023年1月31日

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