中国国務院共同対策メカニズム農村エリア新型コロナウイルス対策特別グループは今月15日、春節(旧正月、2023年は1月22日)で帰省する人が増加するにつれて、農村地エリアの新型コロナウイルス対策におけるプレッシャーが増大するため、現在、効果的な各種対策が講じられていることを明らかにした。
特別グループの関係責任者によると、中国全土の上から下まで貫通している農村エリアの新型コロナウイルス対策メカニズムが現在、全力で各種対策を講じている。同グループはすでに、調査・研究・指導グループ32組を派遣して、各省で調査、研究、指導を展開し、各級がそれぞれの責任を確実に果たせるように取り組んでいる。
パルスオキシメータや酸素濃縮器といった医療機器、設備が不足している郷・鎮の衛生院(診療所)、村の衛生室(診療所)が多いという問題に対して、特別グループは衛生健康委員会や工業・信息(情報)化部(省)、国家郷村振興局、全国工商業聯合会、一部の企業と共同で、農村エリアの各村の衛生室に無料でパルスオキシメータ2個を、各郷・鎮の衛生院に無料で酸素濃縮器1台を配布している。現時点で、中国全土の60万以上の村の衛生室へのパルスオキシメータ配置がほぼ完了したという。
中国国務院共同対策メカニズム農村エリア新型コロナウイルス対策特別グループ・調査・研究・指導グループの毛徳智グループ長によると、第一陣として中国全土の貧困を脱却した832県の郷・鎮約1万1000ヶ所の衛生院へパルスオキシメータを発送する業務が80%以上完了したという。今後は、「健康を保ち、重症化を防ぐ」を目標に、農村エリアの新型コロナウイルス感染拡大の移り変わりに細心の注意を払い、重点グループに対するモニタリングサービスを継続的に実施し、さらに的確に各種活動を展開できるよう取り組む計画だ。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年1月17日