ゲストにお茶を注ぐ女性(撮影・李雨晴)。
「福建料理ランドマークグルメ都市」命名セレモニー及び「宋・元海上シルクロードの宴」PRイベントが今月22日、福建省の石獅服装城展覧アートセンターで開催された。海上シルクロードや商業、貿易、宗教、文化をコラボレーションさせたイベントが開催され、海の幸や山の幸がテーブルに並び、参加者は「万国の商人が波音と共に来て賑わう」時代にタイムスリップしたような気分を味わいながら、石獅市独特の「食」の文化を体験した。人民網が報じた。
福建省南部の特色ある料理(撮影・劉娜)。
沿海都市の石獅市は、「海上シルクロードの航路標識」と称され、山や海があり、長い歴史と多彩な人文、飲食文化を誇っている。中国の海上シルクロードが最盛期を迎え、福建省・泉州港の海外から出入港する船が最も多かった宋・元の時代には、石獅市が百の川を納める海のように、海外からやって来る旅商人を大きな心で迎え、大賑わいしていた。当時、外国人が、おいしく新鮮な食材や貴重な調味料を携え、世界各地からはるばる石獅にやって来た。そして、各地の文化が時間をかけて「化学反応」を起こし、人々が工夫を重ね、海の幸と山の幸、中国料理と西洋料理が見事にコラボレーションし、多彩な食材を使い、丹精込めて作られる独特の食文化が少しずつ作り上げられてきた。
福建省南部の特色ある料理(撮影・劉娜)。
「宋・元海上シルクロードの宴」は、南宋時代の福建省泉州石獅市出身の美食家・林洪が著した食経「山家清供」を参考にして打ち出された「豪華グルメ」だ。22日のイベントでは、「山家清供」に基づいて丹精込めて再現された福建省の特色ある16料理が並んだ。
イベントで「山家清供」に基づいて作られた料理を味わうゲストたち(撮影・劉娜)。
今回のPRイベントでは、バラエティーに富んだ遊園スペースも設置され、参加者は宋・元の時代に「タイムスリップ」して、無形文化遺産のデモンストレーションや食器文化、海上シルクロードのシンプル食などを体験し、1千年以上前の福建省の人々が楽しんでいた優雅な食習慣に触れ、石獅の長い歴史を誇る文化をじっくりと味わっていた。(編集KN)
「宋・元海上シルクロードの宴」PRイベントの様子(撮影・李雨晴)。
福建料理ランドマークグルメ都市命名セレモニー(画像提供・石獅市宣伝部)。
イベントで行われた「茶礼」の実演パフォーマンス(撮影・顔華傑)。
飴細工「糖画」を作る職人(撮影・李雨晴)。
展示された「宋・元海上シルクロードの宴」の料理(撮影・李雨晴)。
「人民網日本語版」2023年2月24日