「予約」殺到!帰省先でご近所の年越し料理作りを手伝う「調理師の卵」

人民網日本語版 2023年01月19日14:34

楊州大学旅游・烹飪(観光・調理)学院の2年生・潘澄さんは、冬休みに江蘇省塩城市建湖県倉岡村に帰省した後、学校で学んだことを生かして、包子(中華まんじゅう)や肉団子を作るなど、村の人たちのために年越し用の料理を作っている。

学んだことを役立てて、20数軒分の年越し用料理作りをお手伝い

塩城市では、蒸す時の蒸気のように上に向かい続けることを願って包子を蒸したり、円満であることを願って丸い肉団子を作ったりするというのが、春節(旧正月、2023年は1月22日)の時期の恒例行事となっている。潘さんによると、倉岡村は町から10キロほど離れており、若者は働くために他の場所へ行ったり、都市に引っ越したりしてしまっている一方、慣れ親しんだ場所を離れることを望まない高齢者はそこに留まっている。潘さんは「冬休みに帰って来ると、僕はこの村で一番年下」なのだという。「始めは何もすることがないので、スマホをいじったり、昼寝したりしていた」潘さんだったが、家族を手伝って包子や肉団子を作ると、その腕前がすぐに村中に広まったという。

今年70過ぎになる黄さんは、一人暮らしで、包子や肉団子を作ってくれる人がいないので困っていたところ、学校で料理を学んでいる「調理師の卵」の潘さんは腕がいいと聞いて、すぐに潘さんに料理を頼んだという。それがきっかけとなって、評判はさらに広まり、潘さんは既に20軒以上分の包子を作ったという。

春節のための準備は時期が重なるため、潘さんの予定が立て込んだ時には「事前予約」が必要。さらに、村の近所の人の紹介で、潘さんはほかの村の人のためにも腕を振るっているという。

学んだことを生かして人の役に立てている「調理師の卵」の潘さんに、「いいね!」を送りたい。(編集KN)

「人民網日本語版」2023年1月19日

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