中国の陝西省西安市とトルクメニスタンの首都アシガバートを結ぶ国際線が今月13日に就航した。18日には、西安とタジキスタンの首都ドゥシャンベを結ぶ国際線も就航することになっている。これにより、古代シルクロードの起点であった西安が、中央アジア5ヶ国(ウズベキスタン、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン)全てと、国際線で結ばれることになる。新華社が報じた。

13日、西安で開催された西安とアシガバート、ドゥシャンベを結ぶ国際線の就航セレモニー(撮影・邵瑞)。
13日に就航した西安から烏魯木斉(ウルムチ)を経由してアシガバートへと繋がるCZ5085/6便は毎週土曜日のフライトとなる。往路は北京時間午後5時半に西安を出発し、現地時間午後11時10分にアシガバートに到着する。復路は現地時間翌日0時40分にアシガバートを出発し、北京時間午後12時30分に西安に到着する。
18日に就航を予定する西安から烏魯木斉を経由してドゥシャンベへと繋がるCZ5083/4便は毎週木曜日のフライトとなる。往路は北京時間午後7時5分に西安を出発し、現地時間翌日0時55分にドゥシャンベに到着する。復路は現地時間翌日午前1時35分にドゥシャンベを出発し、北京時間午後12時30分に西安に到着する。

5月13日に就航した西安-烏魯木斉-アシガバートを結ぶ国際線に搭乗する旅客(撮影・邵瑞)。
新たな国際線就航は中央アジア5ヶ国の各界の注目を集めている。例えば、タジキスタンのある旅行会社の社長は、「新たな国際線就航により、旅客はいろんな所を経由したり、飛行機チケットの料金を何度も比較したり、各国を経由する際の必要事項を確認したりする必要がなくなるため、両国の国民の交流に積極的な影響が及ぶだろう」と期待感を示している。

5月13日に就航した西安-烏魯木斉-アシガバートを結ぶ路線の機内で離陸前の安全チェックを行う客室乗務員(撮影・邵瑞)。
中国民用航空局西北エリア管理局の熊傑党委員会書記は、「『一帯一路』(the Belt and Road)共同建設イニシアティブにより、中国と中央アジア5ヶ国の交流が日に日に緊密になっている。『空中シルクロード』が継続的に整備されるにつれて、文化やビジネス、旅行といったさまざま分野において、各方面が協力していくのにさらに多くのチャンスをもたらすだろう」との見方を示した。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年5月16日
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