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中国の年間マグロ消費量が30%以上増 巨大なブルーオーシャン市場

人民網日本語版 2023年03月23日16:50

中国人のマグロ消費量が急増するのにともなって、ますます多くの遠洋漁船が釣ったマグロを中国各地の港湾まで直接運ぶようになり、消費者は最も新鮮で安心なマグロを食べられるようになった。

深センの大鏟湾ふ頭ではこのほど、マグロを満載した遠洋漁船2隻が荷下ろしをしていた。現場では2台のクレーンが同時に稼働し、マグロを数珠つなぎにして、船から海岸沿いの冷凍倉庫まで直接運び込んでいた。これらの遠洋で捕獲されたマグロは総重量が327トンに達し、総価値は100万ドル(約1億3080万円)に達する。

太平洋で漁獲されたマグロは、まず急速冷凍処理され、それから冷凍庫で保存される。鮮度を保証するため、庫内の温度はマイナス60℃前後に保たれる。港湾に到着すると、税関と出入国審査当局も通関簡素化の一連の措置を打ち出して、通関の効率を高め、通関のコストを引き下げている。

その後、遠洋で釣り上げられたマグロは周囲の加工工場に運ばれて処理された後、レストランに売られて刺身などの食材になる。水揚げされてから市場に出回るまで、48時間以上かかることはない。

マグロは中国国内で消費されるだけでなく、缶詰にもなって、欧米や東南アジアなどの国・地域で販売される。現在、中国のマグロの年間消費量はすでに1万トンを超え、年間成長率は30%を上回る。マグロ消費ニーズは増加し続けており、すでに巨大なブルーオーシャン市場が形成されている。(編集KS)

「人民網日本語版」2023年3月23日

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