京東消費・産業発展研究院がこのほど発表した「2023オンラインにおける図書消費観察」の販売データと調査研究によると、ネット販売された書籍のうち、ジャンル別で最も売れているのは学習書や参考書、児童書となっている。販売数の増加幅が最も大きいのは医学、絵画、電子・通信専門書だ。また、男女別で見ると、男性より女性のほうが書籍をたくさん購入している。販売状況を見ると、今年、学習書や参考書、試験対策関連の書籍の割合が最高となっていて、全体の40%を占めている。そのうち、小中高校の学習書や参考書が32%を占めている。また児童書の販売が18%、小説、自己啓発、人文科学・社会科学関連書籍が3%から6%を占めていた。
オンラインプラットフォームの販売状況を見ると、女性の購入が53%を占め、男性を6ポイント上回った。
男性の消費者は、金融・投資、コンピューター・インターネットといった分野により興味を示しており、専門的な知識に関する書籍を好む傾向が見られた。一方の女性は家庭教育やアート関連の書籍をより好み、児童書や家庭教育・ファッション、音楽関連の書籍を好んで購入していた。
00後(2000年以降生まれ)がオンラインで購入している書籍の傾向からは、主に大学院試験からの影響が見られた。この世代の読者たちは、大学院試験対策の書籍や短大・高専、中等専門学校の教材や参考書、外国語学習関連の書籍を最もよく購入していた。また、青春文学や撮影関連の書籍や小説も好む傾向が見られた。
90後(1990年代生まれ)を見てみると、家庭生活やビジネスなどについて学ぶことに時間をかけている傾向が見られ、育児、家具・インテリア、結婚・恋愛関連の書籍を好んで購入する傾向が見られた。また、金融・投資、コンピューター・インターネット、管理関連の書籍も好んで購入していた。
さらに80後(1980年代生まれ)を見てみると、子供の教育に力を注いでいた。この世代の読者たちは、小中高校の学習書や参考書、辞典・辞書・百科事典、音楽、児童書、科学教育といったジャンルの書籍を好んで購入する傾向が見られた。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年4月23日