生態環境部(省)は29日、「中国生態環境状況報告2022」を発表した。それによると、全国の生態環境質は2022年に改善の流れを保ち、自然生態状況が全体的に安定していた。北京日報が伝えた。
2022年の全国生態系質指数(EQI)は59.6、生態系質は2類で、前年と比べ顕著な変化はなかった。生態系質が1類、2類、3類、4類、5類の県域面積が国土面積に占める割合は順に27.8%、31.5%、30.9%、8.9%、0.9%。
中国には森林、草地、砂漠、湿地、島、湾、マングローブ、サンゴ礁、海草床、河口、湧昇など複数タイプの自然生態系がある上、農地や都市などの人工・半人工生態系がある。
中国の既知の生物種及び種以下の分類単位は13万8293種(生物種は12万5034種、種以下の分類単位は1万3259種)。うち動物界は6万3886種、植物界は3万9188種、細菌界は463種、色素界は1970種、真菌界は1万6369種、原生動物界は2503種、ウイルスは655種。
全国陸域生態保護レッドライン面積は陸域国土面積の約30%以上を占めており、海洋生態保護レッドライン面積は15万平方キロメートル以上。計49ヶ所の国家公園候補地(三江源、ジャイアントパンダ、アムールトラ・ヒョウ、海南熱帯雨林、武夷山などの正式に設立された5ヶ所の国家公園を含む)が選出され、総面積は約110万平方キロメートルとなった。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年5月30日