国連生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)議長を務める中国生態環境部(省)部長の黄潤秋氏は11日、「中国の過去10年の生物多様性保護目標の実施状況は世界の平均水準を上回っていた」と述べた。新華社が伝えた。
黄氏は同日開催された青年会議のあいさつで、「世界で生物多様性が最も豊富な国の一つとして、最も早く生物多様性条約に加入した国の一つでもある中国は、一貫して生物多様性保護を重視し、生物多様性保護の主流化を力強く推進している。90%の陸地生態系タイプと74%の国家重点保護野生動植物個体群を効果的に保護し、300種以上の絶滅危惧野生動植物野外個体群が良好に回復した。第18回党大会以降の累計造林面積は6400万ヘクタールで、世界の人工造林の4分の1を占めており、人工林の面積は長期的に世界一を維持している。これらの成果は中国の社会全体、特に若者たちの積極的な努力の賜物だ」と述べた。
今回の青年会議で、中国内外の若者代表者はさらに「世界生物多様性保護若者イニシアティブ」を発表した。各国の若者は世界生物多様性保護という理念の積極的な発信者と持続可能な生活の模範になり、生物多様性保護の良好な社会的雰囲気の形成を推進すべきとした。また各国の若者に対して、科学的かつ理性的な姿勢で世界生物多様性ガバナンス及び「ポスト2020生物多様性枠組」の目標達成に参加するよう呼びかけた。
国連生物多様性条約のエリザベス・マルマ・ムレマ事務局長はあいさつの中で、「中国の若者は生物多様性の保護で多くの行動を行い、生物多様性の進展に積極的に貢献した。生物多様性保護の面で、中国はすでに大きな成果を上げた。中国の若者はまさにこの成果の一部だ。彼らはこれらの経験と有益な実践を世界各国の若者と共有できる」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年12月13日