中国では近年、新エネ車産業が急速に発展し、新エネ車を購入するというのが新たなトレンドとなっている。ただ、多くの消費者から、「買うのは簡単だが、故障すると修理がたいへん。修理してくれる場所を探すのに、あちこち走り回らなければならない時もある」といった声も上がっている。
中国工業・情報化部(省)が発表した「製造業人材発展計画ガイド」によると、2025年までには省エネ・新エネ車関連の人材が120万人に達するものの、それでも103万人不足すると予想されている。そのうち、新エネ車整備士に関しては必要とされる数の2割にしか達しないと予想されている。
こうした現状を背景に、多くの院・校が、新エネ車整備士学科を開設し、業界に必要な人材を送りこもうと取り組んでいる。専門家は、「電動化、コネクテッド化、スマート化が流れとなる中、より多くの地域や業界が新エネ車関連の人材育成に取り組まなければならない」と指摘している。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年6月2日