中国避暑旅行発展報告発表会が今月26日、湖北省恩施土家(トゥチャ)族苗(ミャオ)族自治州利川市で開催された。中国全土の20の地級市(省と県の中間にある行政単位)、20の県級市(行政区画の単位で「県」と同じ区分にある市)が「2023年おすすめの避暑地」に選ばれた。うち、貴州省からは貴陽市、六盤水市、安順市、大方県、水城区、西秀区、桐梓県の7地域が選出されている。北緯26度に位置する貴陽市の標高は平均1100メートルで、夏の平均気温は22.3度、マイナスイオンの濃度が1立方センチ当たり1万個以上で、「中国の避暑の都」と称されている。
中国気象局公共サービスセンターによると、「2023年おすすめの避暑地」は、気候条件や観光スポットの充実度、観光の人気度、避暑の人気度、標高、観光サービスの質などが主な選出基準となった。
「2023年おすすめの避暑地」に選出された地級市は、山地高原平原型の雲南省昆明市、雲南省大理白(ペー)族自治州、貴州省貴陽市、貴州省六盤水市、貴州省安順市、湖北省神農架林区、青海省西寧市、甘粛省平涼市、陝西省延安市、山西省大同市、吉林省長白山保護開発区、吉林省長春市、吉林省延辺朝鮮族自治州、北京市延慶区、河北省張家口市、黒竜江省哈爾浜(ハルビン),海浜型の山東省青島市と煙台市、草原型の内蒙古(内モンゴル)自治区呼倫貝爾(フルンボイル)市、烏蘭察布(ウランチャブ)市の20市・区だ。
北京市から唯一選出された延慶区は、北京北西部に位置し、「全国水生態文明都市」や「国家森林都市」、「全国文明都市」、「中国天然酸素バー」などに選出されてきた。区内には八達嶺、竜慶峡、玉渡山、野鴨湖といった国家級、市級、区級自然保護区が12ヶ所あり、湿地面積は約100平方キロある。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年6月28日